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ちょっとでも楽にしたい…!!【家事動線】ランドリールーム編 - 子育て家庭の家作り -
2024.05.13
前回は「ちょっとでも楽にしたい…!【家事動線】キッチン編」ということでキッチン周りの家事動線を中心にお伝えしました。
今回は、家事動線のうち洗濯に関係する【洗濯動線】について、
なかでも近年とくに注目&人気の高まっている【ランドリールーム】について、実際にランドリールーム付きの家を建てた筆者のリアルな感想を交えつつ、子育て世帯におすすめの家事動線&家づくりのポイントをご紹介します!
【ランドリールーム】とは?
「ランドリールーム」とは、洗濯、干す、取り込む、たたむ、といった一連の洗濯作業を行うためのスペースです。洗濯動線をグッと短縮でき、毎日の洗濯がとっても楽になります。
※「洗濯・干す・たたむといったすべての工程を行う部屋=ランドリールーム」「洗濯物を干すための部屋=サンルーム」「洗濯を含む複数の家事を行う部屋=家事室」など、用途に応じて呼び方は様々ですが、この記事内では「洗濯動線の効率を良くする部屋=ランドリールーム」として扱います。
【結論から言って、ランドリールームは超便利!】
ランドリールームを作るポイントをお伝えする前に、実際にランドリールームのある家を建てて実際に生活している体験者としての生の意見を述べますと、ランドリールームは超便利です。
とくに子育て世帯・共働き世帯にとっては超超便利と言っても良いかもしれません。
そんなランドリールーム肯定派の筆者ですが、それでも「この点はランドリールームのデメリットだなぁ…」と思う点もあります。
と言うことで、実際に生活して感じたランドリールームのメリット・デメリットおよび、ランドリールーム作りで後悔しないためのポイントをお伝えします。
【ランドリールームのメリット】
→洗濯動線が短いと、本当にラク!!
洗濯という作業の中でもっとも重労働なのが「洗い終わった洗濯物を洗濯かごに入れて、干し場まで移動する」という運搬作業。(なんといっても、濡れた洗濯物は重い!!)
余談ですが、筆者の実家は田舎の一軒家なので、洗濯物は庭先に干すスタイル。そのため、洗濯はまず洗面所の洗濯機で洗う→洗い終わったものを持って家の中を縦断→靴を履いて外に出て干す…という、なかなか面倒な洗濯動線になっています。
しかし、室内にランドリールームを作って干せば、面倒な移動は必要なし!
洗濯機から洗濯物を取り出してすぐに干し場で干せるので時短になる上、重たい洗濯物を運ばなくて良い=無駄な動きをしなくて良いので、洗濯という家事労働に対するストレスがかなり軽減されます。
ただでさえ子育てというハイストレス重労働を担う子育て世帯において、減らせるストレスは減らしておくに越したことはありません。
→天候や時間を気にせずいつでも干せる!
共働き&子育て世帯の強い味方が「室内干し」。
室内干しの良いところとして、
・天気を気にせず洗濯物を干せる
→急な雨にあわてることもなく、雨の多い季節でも安心。
・時間を気にせず洗濯物を干せる
→忙しい朝ではなく、洗濯物は夜洗って夜干しにできる。
という点があります。
とくに子どもが小さいうちは、すべての事柄が子ども中心にならざるを得ないので、本当に想像以上に「子どもから眼が離せない・手が離せない」という時間が発生します。そんな時、時間や天候に縛られずに、しかも効率よく洗濯ができるランドリールームには、本当に助けられました。
さらに部屋干しにすることで花粉やPM2.5などの大気汚染物質から洗濯物を守れるという点も、夫婦そろってアレルギー持ちの我が家にとっては重要なポイント。
「べつにランドリールームじゃなくても、普通に部屋干しすれば良いんじゃない?」という意見もあるかと思います。
もちろんそれで問題なければ良いのですが、洗濯物をリビングなどの生活空間に干すと、かなり生活感が出ます。
我が家の場合、せっかくのくつろぎスペースに濡れた洗濯物がかけてあると、それがノイズとなってストレスを感じるため、洗濯物を干すための専用スペースが設けられていることは非常に大きなメリットでした。(急な来客時にも慌てなくて済みますしね!)
【ランドリールームのデメリット】
→ある程度の広さが必要になる
ランドリールームには最低でも2帖、家族の人数(洗濯物の量)によっては4帖程度必要とされています。
我が家の場合は間取りの関係上、洗濯機は北側の脱衣所に設置して、脱衣所向かいの南側に洗濯物を干す&畳むための専用スペースとして2帖ほどのランドリールームを設けました。実際に暮らしてみて、大人二人と子ども一人の洗濯物なら2帖あれば充分かなという体感ですが、家族の人数がもっと多い家庭では2帖では足りないかもしれません。
「そうは言ってもそんなにスペースに余裕がない…」「わざわざ洗濯用に独立した部屋を作るのはハードルが高い…」という方は、脱衣所を広めにして、ランドリールームと兼用にするという方法がおすすめです。
その場合、洗面所と脱衣所(兼ランドリールーム)は別々にしておくと、来客時に洗面所を使用しても、干した洗濯物を見られずに済むので安心です。
→外干しよりは乾きにくい
室内干しなので、やはり外での天日干しよりは乾きが遅いです。とくに梅雨時などの湿度の高い時期は、ランドリールームに吊るしておくだけではなかなか乾きません。
乾きにくい季節の対策として、我が家では小型のサーキュレーター(扇風機)をランドリールームの床に設置して、洗濯物にゆるく風があたるようにしています。
シンプルな対策ですが、これだけでも結構効果があって、洗濯物はちゃんと乾きます。
除湿機などを使えばもっと早く乾くのかもしれませんが、現状サーキュレーターのみで不便を感じないので、とくに除湿機等の必要はないかなという体感です。
【後悔しないランドリールーム作りのポイント】
→洗濯機と干し場の距離はなるべく近くに・でも距離的に近ければ、別の部屋でも可!
洗濯機のある部屋に干し場まで設置できれば理想的ですが、日当たりや間取りの関係上、干し場は別になる場合も多いかと思います。しかし、部屋が別であっても、隣室であったり向かいの部屋であったり、近い距離であれば十分に洗濯動線を短縮できるので、さほど問題ありません。
→優先順位を明確に!
洗濯動線を意識するあまり、ランドリールームにファミリークロークにアレもコレも…と要望をつめ込み過ぎて、他の生活空間を圧迫してしまった!となっては元も子もありません。
具体的な間取りを考えるときは、家事労働の中で一番ストレスを感じるのは何か?・どの動線をもっとも短縮したいか?というポイントを整理して、間取りの優先順位を明確にした上で計画を立てると、自分たちにとって暮らしやすい家づくりができます。
【家づくりに悩んだら、住宅のプロに相談を!】
「結局、自分たちにとってどんな家が一番良いんだろう?」と悩んだら、家づくりのプロに一度相談してみるのがおすすめです。
ネットでの情報集めはもちろん大事ですが、家づくりの専門家である住宅会社・工務店に相談すれば、実際に家づくりの現場で数多くの住宅を施工してきたプロの視点で、おすすめの間取りや家づくりのポイントを提案してくれます。
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